ツベルクリン検査 BCG接種(昭和44年)

ツベルクリンとBCGって知ってる?

みなさんはツベルクリンとBCGって覚えていますか?

私は小学校四年生の時に初めて受けたことを覚えています

当時は予防接種と検査がごっちゃになっていましたね

腕の内側に接種して数日後に検査結果を見ます

体が結核菌に対して耐性があるかどうかの検査の方法だそうです

検査で陽性反応が出たときにBCG接種をするわけです

検査で陽性と陰性に分かれた意味不明なヤツ

腕の内側に接種したツベルクリンが赤く反応していますね

赤い発疹が10mm未満が陰性10mm陽性反応です

陰性ですと結核に対して耐性があるということですが

陽性反応だと結核に耐性がありません

陽性反応ならばビーシージー接種

陽性反応が出たらビーシージーが待っています

結構な数の陽性の子供が摂取していました(私もです)

上腕部に針を刺して薬を浸透させるイメージです

九本の針が「ブスッ」2箇所も! これが痛いのです!

接種は痛いし出血するし膿は出るし

弱毒化した結核菌を植え付けるわけですからこの場所に炎症が起こります

出血は止まりますがしばらく痛いです お風呂にも入れません

菌が植えられているので化膿し始めます 黄色がかってきます

化膿するととても痒くなってきます 極限までくると掻いてしまいます

皮膚が薄いのですぐに皮が破れてしまいます

すぐに血が出て今度は痛みが出始めます その繰り返しです

血や膿が酷い子たちは患部に赤チンを塗っている子もいました

これが数ヶ月続くのですが付き合っていくしかありません

翌年耐性が出来ていれば終了ですが翌年もまた陽性でした

私は2年連続です 接種痕もしっかり残っています

でも大きなメリットはありました

BCGを接種した子だけに大きな特典がありました

接種して2、3日はお風呂に入らなくても済みました(笑)

体育の授業で激しい運動ができない科目は見学でした

プールの授業はまず100%出られませんので見学です

私は水泳が大の苦手だったのでとても嬉しかったのを覚えています

さて現在ではどうしているのででしょうか

たまに結核の患者が会社内で発生したりすることもありますが

私たちが大人になった頃には結核はかなりの減少傾向にありました

感染症予防法の改正により平成24年度からツベルクリン反応検査は廃止になりました

時代とともに医療も移り変わっていくものなのでしょう

昔BCGってきつかったよねと言う笑い話をよくしています

なつかしくも苦い思い出と消えてしまいましたね

それではまたね~  スティールプレイスでした

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